飢餓状態になると若返るって本当?!

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一月ももうすぐ終わって二月となります。

暦の上では、二月四日が立春となり、新しい年の始まりとも云われています。

まだまだ、寒さ厳しき折ですので、どうか暖かくしてお過ごし下さい。

さて、私たち現代人は、本当に恵まれていると思われたことはないでしょうか?

こんな寒い時でも、身体を温めてくれる機器や衣服がありますし、食べ物だって困ることは殆どないと思います。

特に日本に住んでいると、飢餓的な状態に陥ることを体験された方は少ないと思います。

太古の昔、私たち生物は、生き残るために体の内部にある遺伝子を活性化させることで、生命を維持してきたと言われています。

そう、飢餓状態になるとその遺伝子がオンになり活性化されるのです。

それが、サーチュイン遺伝子です。

このサーチュイン遺伝子は、空腹の状態、つまり摂取カロリーが減ると活性化します。

これは動物としての防衛機能と考えられ、食料が減って養分が足りなくなると、細胞レベルの損傷を防ぐために修復機能が活性化するというわけなのです。

そして、サーチュイン遺伝子とは“長寿遺伝子”や“若返り遺伝子”とも呼ばれています。

更に、老化やがんの原因とされる活性酸素の抑制や、病原体のウイルスを撃退する免疫抗体の活性化、さらに全身の細胞の遺伝子をスキャンして修復するなど、さまざまな老化防止機能を併せ持つとされているのです。

そんな夢のようなサーチュイン遺伝子ですが、現在の日本のように食物に困らない時代には眠ってしまっているのだそうです。

しかも、そのスイッチを押してくれる補酵素であるNADは、18歳くらいから殆ど体内で作られなくなってくると云われているので、身体が衰えていくのは当たり前といえる現象です。

それが、いわゆる老化と言われる現象なのです。

しかし、今は研究が進み、飢餓状態でなくともサーチュイン遺伝子のスイッチをオンにしてくれるNADの発見から、更にいかにすればそれを体内に取り込むことができるかが解ってきました。

それが、NMN(ニコチンアミド・モノ・ヌクレオチド)と言われているものです。

NMNは、元々枝豆やブロッコリーなどの野菜に含まれている補酵素で、そのNMNを体内に取り込むことでNADへと変化し、サーチュイン遺伝子に働きかけてくれるのです。

これらの野菜に含まれるNMNは微量なため、たくさん食べる必要がありますが、今では、そんなNMNをサプリとして簡単に無理なく摂取できるようになりました。

そう、無理に飢餓状態に追い込まなくても、ただサプリとして摂るだけで老化を食い止め、その上若返るかも知れないのです。

しかも、いろいろな疾病から守ってくれるかも知れないなんて、本当に夢のようなことが実現して行きそうですね。

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