自然と共存することの大切さ
私自身は、有機農法=安全という認識がありました。
たぶん、そんな認識を持たれておられる方は多いのではと思います。
以前のブログにも書かせて頂きましたが、知れば知るほど、本来の土壌に戻すことや自然のサイクルや循環を取り戻すことを意図するのなら、この有機栽培自体、とても疑問点を感じるようになってきました。
そして、それを裏付けかのようなことが、起こったのです。
私が家庭菜園を始めた農園場を借りられてる方は私以外に20人程いらっしゃいます。
ご自身の家庭で食べるものを作られておれる方がほとんどで、化学肥料は使わず、牛フンや鶏糞なのどの有機肥料を使用された一般的な有機農法をされておられます。
そして、極力農薬は使われてないようです。
そんなことで、先日、ある事件が起こりました。
こちらの農園で菌が繁殖して殆どの生産者さんの玉ねぎが枯れてしまうという事態を目の当たりに致しました。ベト病という一種の病気だそうです。
他の畝にも伝染するような病気で、あっと言う間に広がっておりました。
その中で、実は、お一人の生産者さんのみ、この菌に感染するとなく、未だに元気に育てておられます。
その方は、なんと自然農法に近い栽培を心がけておられるようでした。
自然農法とは、
「耕さず、肥料・農薬を用いず、草や虫を敵としない」
自然に任せて栽培する農法で、自然の好循環を畑の中に作り出して、そのなかで美味しい野菜を育てることを目指す農法です。
菌が繁殖するということは、植物自体の免疫力が落ちているという健康度のバロメータであり、彼れらからのSOSのように感じました。
私たちの身体も一緒で、病気になるということは、どこか、循環が滞こおっている証拠ではと思うのです。

自然や生命あるもの全てのエネルギーを滞りなく循環してこそ、本来の在り方なんだと思います。
私たち人間が、その自然界のサイクルを自分たちの都合で変えていきました。
そんな、サイクルを戻すことが出来るのは、やはり、私たちしかいないのです。
本来の土壌にはミネラルや微生物が豊かであることで生命の循環を生んできました。
そんな中でも、真剣に地球を元の姿に戻すことを志しておられる方々もたくさんいらっしゃいます。
でも、まだまだ、現状を知らないままの方もいらっしゃることも事実です。
私もいろんなことを学びながら、少しでも、貢献出来ればと真に願っております。
そして、そんな輪を繋いでいければ嬉しいです。