一粒万倍日と天赦日

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早速ですが、6月15日は、一粒万倍日と天赦日という吉日が重なった暦の上でスペシャルな日和なのです。

まずは、その一粒万倍日についてご説明させて頂きます。

「一粒万倍」という言葉は、元々はお経の中に出てきたと言われています。「報恩経(ほうおんぎょう)」というお経の中で「世間求レ利、莫レ先二耕レ田者一、種レ一万倍」と、「少しのものからでも、何万倍の収穫が得られるから、どんな小さなことも大切にせよ」という戒めの意味で使われています。

「一粒万倍」には「わずかなものが大きく成長する」という意味があり、昔からとても縁起の良い言葉として使われてきました。「一粒万倍」の「一粒」とはお米の元である「籾(もみ)」のことで、「一粒の籾が何万倍にも実る稲穂になる」というところから来ている言葉です。

わずかなものや小さなものが、大きくまたは多くに育つという意味として、物事の始まりや仕事の開始、お金にまつわることなどに影響を与えると考えられています。

一方、天赦日の由来は中国で生まれた「陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)」と「十干十二支(じっかんじゅうにし)」の2つの思想に由来します。

その2つの思想をもとに吉日とされるのが天赦日です。

天赦日は、世の中のすべての神様が天に昇り天が万物の罪を許すため、あらゆる障害が取り除かれる日とされています。

このことから今まで躊躇していたこと、新しいことを始めるには最適の日とされているのです。

そして、天がすべての罪を許すとされる天赦日は暦上最大の吉日といわれています。

天赦日は陰陽五行説(いんようごぎょうせつ)と十干十二支(じっかんじゅうにし)の思想をもとに、季節や干支(えと)などの組み合わせから決められます。

組み合わせる要素が多いため、年に5~6回しかない貴重な吉日となっています。

天赦日に行うと良いとされるものには、結婚、開業、着工式、などがありますので、いずれも大きく実がなって発展していくと言われる一粒万倍日と重なると、喜びの輪もより一層広がっていきそうですね。

その反面、お金を借りたりとか、ギャンブルなどには適さない日とされていますので、注意したいものです。

しかも、この一粒万倍日と天赦日が重なる日は、年に数回です。

今年は、1月16日、3月31日、そして、6月15日の3回のみで、今年のラストを飾る最高の日となりますので、是非ともお祝い事や、お財布の開始日などに活用されると良いのではと思います。

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