魂のこもったもので私たちの心身は健康になる
いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。
シルバーウィークも終わり、皆様におかれましてはいかがお過ごしだったでしょうか?
お彼岸である秋分の日も終わり、これから徐々に夜長の季節となってまいります。
こういった四季の移ろいを感じられる日本という国に住まえることに感謝です。
そして私たち日本人は、食に関して、とても生命や魂を大切にする心が、ご先祖さまより引き継がれた素晴らしい民族だと感じています。
その心の現れの一つが「いただきます」です。
全ての食材には命が宿り、そのお命をいただくとういう感謝の気持ちが、言葉として残っているのです。
今では、オートメーションで作られる食材が多く存在し、ただ空腹感を満たすために食べていることが多くなったと思われることはないでしょうか。
そして、味わうことなどの五感で感じ満たすことを、忙しい日々の中で見失ってしまっているようにも感じます。
私は、旅が大好きで、その土地土地の旬の食材を味わうことも、旅の醍醐味の一つと思っております。
そんな貴重な食材を、料理人さんが心を込めて作って下さるものには、本当に感動します。

食材にも魂があるように、その魂を更に生かして作って下さる料理人さんたちの魂を感じることで、私たちの心身に暖かく優しいエネルギーが、滔々と伝わって来る感じを受けます。
全く同じ食材を同じレシピで料理するにしても、オートメーション的に作るのとでは、全く異質なものになっている感じがするのです。
それは、やはり、料理を作る人の魂のこもったものであるからではないかと、私は思い感じます。
私たちが、過食になってしまう要因の一つに、ここに原因があるように思います。
身体にはもちろん、栄養面も考え食欲を満たすことも大切ではありますが、また「心」というものを満たすことも必要だと思います。
普段当たり前に食べていることや食べられていること、食材の一つ一つには命があるということには、やはり「感謝」が大切なのだと感じます。
もちろん、普段の生活では、料理人さんに作って頂くような贅沢な食事を続けることは、なかなか出来ないかも知れませんが、少なくとも、私たちが普段口にしている食材には命が宿っていることだけでも感じながら、感謝の気持ちで料理し、「いただく」ことを念頭に置くだけでも、心身への影響はかなり違うものになるとは思います。
そう、私たちは、いろいろな生命のお陰で成り立っているのです。
そんなことを感じることで、私たちの心身が満たされ、健康につながっていくのではないのでしょうか。