サラダ油に危険が潜んでいると言われる理由

いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。

健康志向の方は、使用される油にもこだわりがあるのではないでしょうか?

市販されているサラダ油が身体に良くないと言われておりますが、その理由を探ってみました。

その理由は大きく分けて3つあります。

1、サラダ油の製造過程で石油製品や化学物質が使用されている

サラダ油はまず、「圧搾」と呼ばれる製法で原料である種子から搾り取られます。

(圧搾のみで抽出した油のことを【1番搾り】といいます)

第一段階である『圧搾製法』では、必ずと言っていいほど絞り切れずにもったいない部分が10~20%残ってしまうのです。

なので、その残った部分において、油を取りやすくする「溶剤」を使用します。

この溶剤が「ノルマルヘキサン」という石油製品になります。

この「ノルマルヘキサン」は、皮膚や呼吸器への刺激性、生殖器や胎児への悪影響、さらには生命の危険のおそれなどが指摘されている毒性の強い物質です。

油の製造の過程で、この「ノルマルヘキサン」は完全に除去されると言われていますが、それを確認する術はありません。

また、「ノルマルヘキサン」以外にも、油の独特の匂いや色を消すため、苛性ソーダや活性白土などの添加物が使われています。

油の原料となるものは天然の作物を使用していても、実際にそこから油を抽出し製品化するまでには様々な化学物質が使われているという事実があります。

2、サラダ油精製時のトランス脂肪酸による健康リスク

天然で存在する不飽和脂肪酸はシス型なのですが、熱を加えることによって、このシス型の一部がトランス型に変化します。

このトランス型に変化した脂肪酸のことを、トランス脂肪酸といいます。

サラダ油は精製される際に高温処理されます。

この高温処理によって、シス型がトランス型の脂肪酸に変化してしまうのです。

このトランス脂肪酸は、様々な健康被害があると指摘されていて、アメリカでは全面的に使用が禁止されています。

<主なトランス脂肪酸のリスク>

悪玉コレステロールの増加や肥満、心疾患など。

また、喘息やアトピーなどのアレルギーや、胎児の発育に悪影響を及ぼすと考えられています。

3、サラダ油の原料に、遺伝子組み換え作物が使用されている可能性がある

市販されているサラダ油の原料となる大豆やトウモロコシは、ほぼすべてが輸入に頼っており、そのほとんどに遺伝子組み換え作物が使われていることをご存知でしょうか。

食用油の原料として遺伝子組み換え作物が使われた場合でも、そのサラダ油には遺伝子組み換えの表示義務はありません。

以上のことから、製造過程で、自然界には存在しない化学的な物質が使われていたり、熱処理などの加工することで、天然のものが、そうでなくなってしまうということなのです。

そして、その天然であるはずの原料自体も遺伝子組み換えのものを使っている可能性が大きいということも念頭に入れていく必要があります。

こうやって知れば知るほど、私たちの食が、如何に健康を脅かすものに囲まれているかが、わかります。

サラダ油の原料である菜種油は本当は身体に良いものなのです。

国内で栽培されている遺伝子組み換えでない菜種を使い、石油系の化学溶剤を使用せずに昔ながらの搾り製法で作られている油も売られています。

お値段はかなり高めではありますが、健康のために安全なものを選択されるかは私たち消費者にかかっているのではと思います。

ちなみに私は、普段はバージンオリーブオイルを使用していますが、揚げ物には適さない為、調理によって平出油屋さんの菜種油を使用しています。

こちらの菜種油は、国産菜種を原料に、昔ながらの玉じめ圧搾法で、熱を加えず、石臼の重みでじっくり搾って作られています。

ですので、安心な材料と安全な手法で丁寧に製造されています。

参考までですが、何かのお役に立てれば嬉しく思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

NMNで本当に若返るの?