遺伝子組み換え食物は安全なの?

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ところで、日本人の8割ほどの方が、出来るだけ避けたいと思っている遺伝子組み換え食品ですが、本当に安全なのでしょうか?

そもそもなぜ遺伝子組み換え食物が出来たかの経緯ですが、やはり、大量生産が目的のようです。

世界の人口が増え続けることによって、懸念されるのが、食糧危機です。

そのため、化学肥料、農薬といったものが数多く出回り、私たちの健康だけではなく、土壌や生態系までも脅かされる現状となっています。

それに加えて、遺伝子組み換え食物の登場です。

これらは、遺伝子組み換えによって、一つの種子で、たくさんの食物が取れる、そして、害虫に強い作物や、特定の除草剤とセットで使うことで、雑草が生えなくすることで、生産者の動力を軽減したり、大量生産を考えたものです。

それを踏まえて、今懸念されていることをご紹介します。

1、私たちの健康被害に関する懸念

「除草剤耐性」の遺伝子組み換え作物は、特定の除草剤とセットで使用されます。セットの除草剤を使うと雑草だけが枯れるので、草取りの手間が減らせるというわけです。多くの除草剤には発がん性のリスクを指摘される成分が含まれ、作物や土壌への残留が心配されています。

殺虫性を持たせた遺伝子組み換え作物は、食べると害虫が死んでしまうため、殺虫剤を使う必要がありません。人間や動物は虫とは消化の仕組みが違うため、安全性に問題はないと言われていますが、食べ続けたことでの影響など解明されていないと言う事実があります。

2、周りやこれからの環境への影響の懸念

作物の花粉は風などで運ばれるため、遺伝子組み換え作物がそうでない作物とも交配する可能性があります。緻密なバランスの自然界で、他の作物や生物へどんな影響があるのかは分かっていません。

いま世界中で栽培されている遺伝子組み換え作物は、「除草剤耐性」と「殺虫性」のどちらか、もしくは両方の機能を持つ品種が主流です。しかし研究開発の歴史はまだ浅く、日本での流通が始まったのが約20年前。健康や環境の面で十分に検討されているとは言い難いのです。

かつて、化学肥料や農薬を良かれと思い、生産者は取り入れてきたのと同様、いますぐにはわからないことでも、何年、数十年先には、何らかの影響が出てもおかしくないと言うことです。

しかも、その安全性も確立されたわけではない疑わしきものであることも、念頭に入れておかねばならないと思います。

私たちの生命は、これからの子孫へと繋がっていくわけですから、そんな先々の子孫や地球の環境を健康なものに保っていくために、一人一人が考えて行動を起こしていかねばならないのではと感じております。

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